フジテレビ モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-

「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」は、毎週木曜22:00からフジテレビにて放送中のドラマです。

モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―

 

 

 

 

原作

原作は、「三銃士」の作者としても有名な19世紀のフランスの文豪アレクサンドル・デュマ作のモンテ・クリスト伯です。200年経った現在でも世界中で読み継がれている不朽の大衆文学と言われています。
現在岩波文庫でも完訳が出版されていますが、これが7巻まである長作で、私はずいぶん前に2巻目で挫折した記憶があります。
しかし今回このドラマを観てもう一度挑戦してみようかと思いました。

モンテ・クリスト伯

 

出演者

ディーン・フジオカ主人公の柴門 暖(さいもん・だん)を演じるのはディーンフジオカさんです。

NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で、幅広い世代の注目を集め、今や確固たる人気を築きつつあるディーンフジオカさん。太田 大プロデューサーは、ディーンフジオカさんを起用した理由として「復讐心を隠しながらも、誰よりも洗練されたルックスの男。そんな主人公には、クールで知的な印象の強いディーンさんは最適な方だと思っています。しかし、最大の理由は、それ以外の表情を見せることが、斬新かつ魅力的に感じられる方だと思ったからです。」とおっしゃっています。(公式番組サイトより)

ディーン・フジオカ

山本美月

 

柴門 暖(さいもん・だん)の婚約者である目黒すみれを演じるのは山本美月さんです。近年では、映画『貞子VS伽椰子』『ピーチガール』などで主演を務めていらっしゃいます。

一話では、暖の最愛の恋人、婚約者として、幸せに満ちた無邪気な表情をされていて、見ているだけで癒されます。

 

 

山本美月

 

新井浩文

 

暖が勤める漁業会社の先輩社員・神楽清(かぐら・きよし)役を演じるのは新井浩文さんです。写真から負のオーラが放たれていて恐いですね(笑)

第一話では、暖の仲の良い幼馴染としてふるまっている神楽ですが、才気とカリスマ性あふれる暖への嫉妬心なども垣間見え、これからどろどろとした部分があらわになってくる予感です。

 

新井浩文

高橋克典

第一話で暖を陥れる冷徹な参事官、入間公平を演じるのは『特命係長 只野仁』などでおなじみの高橋克典さん。

どちらかというと高橋克典さんはクールというより熱血なイメージが強かったので、今回入間公平を演じる高橋さんは新鮮な印象です。

 

 

高橋克典

相関図

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ストーリー

2003年春。小さな漁師町で漁業を営む柴門暖は、同じ町で喫茶店を営む目黒すみれ(山本美月)にプロポーズする。想いは受け入れられ、2人は結婚式に向けて幸せの絶頂にいた。

しかし、暖が乗っていた漁船が遭難。2週間後に暖の力で無事帰還するも、船長であったバラジ・イスワランは死亡。このバラジという人物は、テロ組織のメンバーではないかと疑われていた。

そんなバラジから暖は死の間際に必ず送り届けるようにと言われ一通の手紙を託されていた。

この手紙が、暖をのちに過酷な運命へと突き落とすことになるなど、この時の暖は夢にも見ていなかった、、。

感想

まず、このドラマの宣伝画がかっこいいです。電車の中でこの広告を見かけ、絶対見よう!と決めました。

しかも、かなり昔に原作の出だしを読みかじった記憶があり、どうやってあの世界観を現代の設定に落とし込んでいくのだろう、、と興味がありました。実際観た印象だと、思ったほど無理はなかったように感じます。

1話では、最愛の恋人すみれとの結婚間近の暖が濡れ衣を着せられ不幸のどん底に突き落とされるという、息つく暇もないスリリングな展開で、楽しく観ることが出来ました。また、ラストでは、獄中で衰弱しきった暖の前に、白髪頭の老人が突如岩床から現れ、、次回が気になってしょうがありません。

ただひとつ気になったのは、俳優陣の演技でしょうか、、演出や脚本の問題もあるのかもしれませんが、わざとらしいな、と興ざめしてしまったところがちらほらありました、、。

ネットで評判を観てみたら、初回平均視聴率は5.1%と、想像以上に低く驚きました。

個人的には演技がちらほらわざとらしく感じたところ以外はとても楽しめましたし、広告のビジュアル、壮大なスケールの原作『モンテクリスト伯』のドラマ化というのもフジテレビの本気を感じました。これから2話、3話と楽しみに観ていきたいと思います。