フジテレビ フラジャイル 病理医岸京一郎の所見

フジテレビ フラジャイル 病理医岸京一郎の所見は、フジテレビで毎週水曜日22:00より放送中の医療ドラマです。
フジテレビ フラジャイル

原作

原作は、講談社が発行している「月刊アフタヌーン」に連載中の漫画です。
本を草水敏さん、漫画を恵三朗さんが担当されており、2014年8月号より連載がされています。

単行本としても、第5巻が2016年1月に発売されたばかりです。
アフタヌーン フラジャイル

登場人物

主人公で、天才病理医の岸 京一郎をTOKIOの長瀬智也さんが演じています。
スクリーンショット 2016-01-28 14.59.17

岸は、天才的な病理医ですが、他の医師と仲良く仕事をすると言うよりも、自分の言いたい事を言う、ちょっと傍若無人な人物です。

 

ヒロインの新米病理医宮崎 智尋を女優の武井咲さんが演じます。

フジテレビ 宮崎

宮崎は、引っ込み思案なところと思いっきりの良さを兼ね備えた可愛らしい女性です。

 

 

 

その他、岸の部下で宮崎の同僚森井 久志を野村周平さんが、岸の理解者で外科の細木 まどかを小雪さんが、岸の元上司にして病理医の重鎮中熊 薫さんを北大路欣也さんが演じる布陣となっています。
主人公が癖の強いキャラクターですので、ヒロインが振り回されるのですが、脇を固める登場人物も一癖も二癖もある人が多くです。

ストーリー

ストーリーとしては、あまりなじみの無い「病理医」にフォーカスした作品となっています。
そもそも病理医ですが、ちょっと調べると
「大学病院など大きな病院にて生検や病理解剖などを行って、病気の原因・過程を診断する専門の医師。」
だそうです。
つまり、直接患者に対面する事はなく、血液や体組織など病気の診断の為に採取された検体を調べるお医者さんです。

今までの医療ドラマは、患者と医師が病気に立ち向かうストーリーが主でしたが、このドラマでは、医師と病理医の対立と患者の病気との闘いと言う2つの軸を持ったドラマとなっています。

長瀬さんが演じる岸は、天才的な病理医であり、医師の診断に満足できなければ、直接的にその点を指摘する、ちょっと癖の強い医師です。
しかし、その診断には全幅の信頼が寄せられており、作中での岸のセリフに
「お前が医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ」
と言うセリフがありますが、このセリフを言えるだけの実力があるのです。

一話完結ですが、基本的にプロットとしては、色々な病気や怪我をした患者を医師が診断するのですが、その診断結果に満足できない岸が徹底的に検査を行い、患者の本当の病気の原因を突き止める。
そこに、新米病理医の宮崎が、医師と岸の間で振り回されながら病理医として成長していきます。

感想

見て思ったのは、このドラマは、主人公の岸が主役と言うよりも新米病理医の宮崎の成長のドラマなんどと感じました。
医療ドラマですから、非常に専門的な部分もあり、病気の原因を突き止めるまでの過程は、少し推理ドラマの様な感じもします。

岸を演じる長瀬さんも癖の強い役ですが、見事に演じている様に思えます。
原作の漫画よりもずいぶんとカッコよくなっています。
武井さんも登場時は、先輩医師の診断に対する疑問を口に出すことができませんでしたが、病理への移籍など自分の口から言える様になるなど、少しづつ味わいが出てきました。

今後は、他の登場人物たちの過去や関係が語られる回があるのではないかと楽しみにしています。