テレ朝 ドラえもん

先日、フジテレビで長年放送をされていた「ちびまる子ちゃん」の作者さくらももこさんが亡くなりました。
ご長寿アニメとしては、フジテレビのサザエさん、ちびまる子ちゃん、日テレのアンパンマン、そしてテレ朝のドラえもん、クレヨンしんちゃんあたりがご長寿だと思います。
今回は、ドラえもんを紹介します。
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ドラえもんは、1979年4月からテレ朝で放送されているアニメ番組です。
※1973年に日テレでテレビ放送がされましたが、半年で終了しましたので、今回は割愛します。

原作

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原作は、藤子・F・不二雄さんが1969年から小学館のよいこ、小学生シリーズなどに連載をし始めました。
誕生秘話としては、「ドラえもん誕生」に詳しいく描かれていますが、藤子・F・不二雄さんが究極に追い詰められた結果生まれたものであることは間違いありません。
漫画としては、全45巻が発行されており、その他長編漫画が出版されています。

登場人物

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野比のび太

ドラえもんの主人公の一人「のび太」君
勉強が出来ず、運動もダメ、すぐに怠けることを考えるダメダメ小学生。
一般的な小学生がやりたくないこと、勉強、運動で躓くすべてを体現した少年として描かれています。

そのなのび太君ですが、早打ちと昼寝、あやとりは大変能力が高く、もしそれだけが評価基準であればトップランクの実力者です。
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ドラえもん

主人公の一人、22世紀からのび太君の子孫である「セワシ」君の依頼で、ダメダメ小学生のび太君がジャイ子ちゃんと結婚しない様にするために派遣された猫型ロボットです。
本来は、優秀なはずのロボットなのですが、長年放置されたオイルが分離し、薄くなったオイルで作られたため、ちょっと残念仕様となってしまいました。
※下に溜まった濃いオイルで作られたのが妹の「ドラミちゃん」で、こちらは大変優秀です。

お腹にある「四次元ポケット」から未来の便利道具を出し、のび太君のピンチを助けるはずなのですが、調子に乗りやすいのび太君が使用すると騒動が起こってしまったり、道具自体がダメダメでやっぱり騒動になってしまったりとポンコツコンビとして活躍します。

因みに、本来は「黄色い」ボディーなのですが、昼寝中にネズミに耳を囓られたため、耳がなくなり、全身が「青く」なってしまいました。
そのトラウマのため「猫型炉ポット」ですが、ネズミが苦手です。
※ネズミ嫌いのため、危うく地球を爆破しかけたことがあります。

また、どら焼きが大好きで、偶に暴走します。
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源静香

ヒロインです。みんなからは「しずかちゃん」と呼ばれています。
成績優秀、容姿端麗な女の子ですが、のび太君が好きなため、お風呂を除かれたりとちょっと被害者な一面もあります。
また、女の子ですが、ドラえもんの怪しげな道具でもいろいろとチャレンジする冒険心も合わせ持っています。

将来、のび太君と結婚する(のび太君がやらかさなければ)のですが、現状では、好意程度な感じです。
同じクラスの「出木杉英才」の方が好きなように見えます。
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剛田武

典型的なガキ大将で「ジャイアン」と呼ばれています。
口癖は、「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という飛んでも理論を展開しますが、実家の八百屋さんで働くお母さんには頭が上がらず、妹思いのお兄ちゃんの一面もあります。

いつものび太君をいじめていますが、非常に音痴なことを自覚せず、偶に「剛田武ワンマンショー」を空き地で開催し、のび太君だけではなく、しずかちゃんなども被害者となったりします。
どれほどの音痴かと言えば、歌えば空を飛ぶ鳥が落下し、人が気絶するレベルです。
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骨川スネ夫

強い者になびく、典型的な「ゴマすり」、「スネ夫」と呼ばれています。
家は、大変裕福で最新のおもちゃなどをのび太君にひけらかしたりします。

上流階級という意識がとても強いのですが、ジャイアンには逆らえず、のび太君を揶揄うことで憂さを晴らしたりしています。
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その他

のび太君の子孫である「セワシ」君やドラえもんの優秀な妹「ドラミちゃん」、がみがみと口うるさい「ママ」、のんびり屋の「パパ」、漫画家志望でなぜかのび太君が好きなジャイアンの妹「ジャイ子」などなどが登場します。

影響

ドラえもんの影響ですが、「四次元ポケット」や「タケコプター」といった便利道具に関しては、みな欲しがったものです。
子供たちとしては、どれがあればいいのかとほしいものを言い合ったりしてドラえもん談義に花を咲かせていました。
また、実際に昨今では、「自動翻訳機」などがありますが、本当に「翻訳こんにゃく」ができたと騒がれた物です。

映画版のドラえもんもありますが、こちらは、テレビ放送とは少し趣を変えて、以下のような設定になります。
のび太君:ドジだけど、勇気があり困難に立ち向かう少年
ドラえもん:のび太君を諭したり、困難への扉を開く道具(きっかけ)を作るのですが、偶に壊れた道具などでピンチを作ったりする、助けたりする存在
しずかちゃん:物語のヒロイン、のび太君を励ましみんなを助ける少女
ジャイアン:傍若無人ではあるが、最終的にはのび太君を助ける戦士的役回り、粗暴な言動から勘違いされがちですが、仲間を見捨てない親分
スネ夫:打算で動き、すぐに逃げ出したり、裏切りを考えたりしますが、最終的には仲間のために戦う少年

映画館で、子供たちの付き添いで来ていた大人が泣いてしまうのは定番な状況です。
個人的には、第一作の「のび太の恐竜」が大好きです。

ドラえもんは、長寿番組として当然として迎える「声優の交代」で確かに今放送されているドラえもんは、自分が見ていたドラえもんとは違いますが、その時代その時代のドラえもんがあっていいと思います。
確かに「四次元ポケット」があれば物流の大革命が、「どこでもドア」があれば、旅行業だけではなく移動に関する大改革にありますが、子供には、学校での憂さ晴らし的な見方や道具への憧れをもって将来の科学者への夢などを見てほしいものです。