寄生獣 セイの格率

「寄生獣 セイの格率」は、毎週水曜日の深夜1:29から日テレで放送されているアニメです。
寄生獣

漫画家の岩明均さんが書いた物のアニメ化ですが、一緒に実写映画化もされてます。

物語としては、ある日、宇宙から謎の生物が降り注ぎます。
その生物は、生き物に寄生して意のままに操る事ができ、人間を次々と食べて行くのです。

主人公の新一は、奇跡的に脳を奪われる前に気付き、右腕だけを寄生され、以後、「ミギー」と謎の生物「パラサイト」との壮絶な戦いが始まります。

今回、アニメ化をするにあたり、原作の岩明さんの絵のタッチとはかなり異なるタッチになっているのは、やはり、物語の性質上、かなりキワドイ描写(パラサイトに人間が食べられるシーンなど)がある為あのでしょうか?
原作を読んだ者としては、ちょっと残念です。

原作もですが、シリアスな中に新一とミギーのちょっとお惚けな会話がコミカルさを残す形は同じです。

物語としては、新一が友人、家族を失いながらもミギーと共に成長する話と生存の為に他者を殺すと言う行為の正当性が問われます。
このパラサイト達は、人間に寄生をし、殺し、食べるのですが、この行為は人が家畜を殺し、食べる行為と異なるのかと言う問題定義をパラサイト自身が人に問いかけるシーンがあり、人が人を殺すだけではなく、動物を殺す行為についても問題提起をする作品となっています。

少し、ショッキングなシーンはありますが、物語として大変面白い作品だと思います。

この後、染谷将太さん主演の実写映画もあり、監督は、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」などを手掛ける山崎貴監督とこちらも楽しみな映画です。